数多い職業の中から3つを紹介
介護業界には幾つもの職業があり勤務する職業によって生活支援や身体支援等業務が全く異なります。様々な職業が存在する介護業界の中で今回は介護福祉士・訪問入浴・ホームヘルパーそれぞれの魅力を挙げていきます。
最初に介護福祉士についてです。介護福祉士になるには国家資格を取得する必要があります。資格は難関ですが取得すれば施設によっては手当てが付き給料に加算され、一度職場を退職しても資格があるだけで強みにもなります。介護福祉士は介護に関わるあらゆる技術や知識を必要とし利用者とのコミュニケーションやヘルパーへの指導等幅広い業務に携われる職業です。介護業界にはデイサービスや介護付き有料老人ホーム等の様々な施設があるので、一旦介護福祉士としての経験があれば活躍の場は広がることになります。
介護で排泄や入浴・食事の全てのサービスをするのは不安という方には、訪問入浴介護員やホームヘルパーになるという方法もあります。訪問入浴・ホームヘルパー共に身体の不自由な人を相手にするということは変わりませんが、それぞれの細かい仕事内容は違います。訪問入浴は利用者が入浴する為の介助、ホームヘルパーは事業所によって違いますが身体介護・生活支援・通院等の介助又はどれかを行う仕事です。これらの職業はハードな面はありますが、いずれも一人又は少人数でやるので人間関係は比較的楽な部分もあります。また資格を所持していなくても始めることが出来るので介護業界に興味を持った人が経験を積める場としても活躍しています。介護業界にはこうした魅力ある職業が沢山あり、経験出来る業務も様々なものがあります。
介護福祉士を取得した後におすすめの資格
介護をしていく中でスキルアップをする為に、レベルの高い資格に挑戦したいと考えている方もいるのではないでしょうか。その中でも、資格を取得する為に介護福祉士を所持している事が前提の資格を紹介していきます。
ひとつはケアマネジャー(ケアマネ)という資格です。受験する為にはいくつかの条件があり、そのいずれかをクリアする必要があります。その中の1つとしてあるのが介護福祉士を所持してから5年間の業務経験です。ケアマネは、利用者様やご家族様と話し合い要望を把握した上で、利用者様のADLや、金銭面等の環境面に配慮しながら適切な介護サービス計画(ケアプラン)を作成することが大きな仕事です。介護サービスはケアプランを元に行っていくことになるのでケアマネは介護業界で非常に大切な役割を担っています。さらにその上に認定ケアマネージャーという民間資格があります。こちらはケアマネの実務経験がないと受験資格が得られず、取得した後も5年ごとの更新がいる上に、更新する為には所定の研修か学会研究大会に年間30点が必要になるという生半可な気持ちでは続けられない資格になっています。
もうひとつは、認定介護福祉士という民間資格で、介護士の資格としては最上位といっても良い資格でしょう。受講条件に介護福祉士として5年の実務経験が必要になります。試験はありませんが、600時間もの研修を受ける必要があります。研修では、リハビリや医療などに関する勉強や、生活支援や社会的支援等の様々な勉強ができるのでスキルアップにピッタリの資格です。